棕櫚箒の製作

実家で半世紀生きた棕櫚の木が、傍に置いた灯油缶の底が破れて根が腐るという思わぬ事故で枯れてしまいました。
樹高は6mになっており、二階の屋根まで達していたのですが、残念です。
電動丸鋸で難儀しながら切り取りました。
樹皮が丸鋸の刃に絡まって、モーターがすぐ止まってしまい、モーターガバナーから白煙が出る始末です。
全部で4つに切り離しました。
我が家の大事な棕櫚だったので、このまま捨てる気にはなりません。
大事に取っておき、箒やその他のものに生き返らせてあげようと思います。
幸い、傍に生えた実生のその棕櫚の子を育てていたので、枯れた棕櫚の近くに植えて二代目としましょう。

では、箒を作ります。インターネットの情報や実物を分解して、参考にしてみました。作りやすいように自己流です。
まず、直径2センチ、長さ1.5メートルほどの竹棒の先に棕櫚の皮を巻きつけます。次に竹棒の先端にT型に竹串を刺します。
棕櫚の皮を巻いて玉を作ります。玉の根元は100均のタイラップでギュウギュウに縛り上げます。この玉を数個作り(今回は4個)竹串に順々に両サイドから2本ずつ刺していきます。刺し終わったら木槌で叩いて互いを密着させます。
最後に0.8ミリの針金でぐらつかないように縛っていきます。この針金縛りが出来を左右します。
穂先をしごいて繊維かすを取り除き、はさみで長さを揃えて完成です。
後で写真アップしましょう